校章

和歌山県立紀北支援学校

Wakayama Prefectural Kiboku Special Needs School

自立活動部

自活だより。毎月各学部の自立活動と抽出担当者による取り組みの紹介を掲載しています。

自立活動について

自立活動とは?

特別支援学校の教育課程に特別に設けられた障害に対応した指導領域です。   
小・中学校では、児童生徒の生活年齢に即して系統的・段階的に教育が進められていますが、障害のある児童生徒の場合は、その障害によって、学習場面や日常生活において様々なつまずきや困難が生じることから、小・中学校等の児童生徒と同じように、生活年齢に即して教育するだけでは十分とは言えず、個々の障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服するための指導が必要となります。それが「自立活動」です。   
自立活動は、特別支援学校の教育課程上重要な位置を占める領域だと言えます。  

子供が自主的に日常生活や学習場面で困っていることを改善、克服するための学習です。

自立活動の目標(学習指導要領より)

個々の幼児児童生徒が自立を目指し、障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識、技能、態度及び習慣を養い、もって心身の調和的発達の基盤を培う。

教育課程上の位置づけ

自立活動の目標を達成するためには、一人一人の指導内容や指導方法が異なり、授業時数についても、個々の児童生徒の障害の状態に応じて適切に定めることとなります。
自立活動は、その指導の目標に向けて、授業時間を特設して行う「自立活動の時間における指導」を中心としながら、各教科等の指導においても、自立活動の指導と密接な関連を図って行われます。

各教科の中でも必要に応じて部分的に自立活動の指導を取り入れながら学習を進めていくことができます。

内容・区分

自立活動の「内容」は、以下の6区分27項目で示されていて、その中から個々の児童生徒の障害の状態や発達の程度に応じて必要な項目を選定し、関連付けて具体的な指導内容を設定します。自立活動の「内容」の全てを指導するというものではありません。

1.健康の保持
  1. 生活のリズムや生活習慣の形成に関すること。
  2. 病気の状態の理解と生活管理に関すること。
  3. 身体各部の状態の理解と養護に関すること。
  4. 障害の特性の理解と生活環境の調整に関すること。  
  5. 健康状態の維持・改善に関すること。
2.心理的な安定
  1. 情緒の安定に関すること。
  2. 状況の理解と変化への対応に関すること。
  3. 障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服する意欲に関すること。
3.人間関係の形成
  1. 他者とのかかわりの基礎に関すること。
  2. 他者の意図や感情の理解に関すること。
  3. 自己理解と行動の調整に関すること。
  4. 集団への参加の基礎に関すること。
4.環境の把握
  1. 保有する感覚の活用に関すること。
  2. 感覚や認知の特性についての理解と対応に関すること。
  3. 感覚の補助及び代行手段の活用に関すること。
  4. 感覚を総合的に活用した周囲の状況についての把握と状況に応じた行動に関すること。
  5. 認知や行動の手掛かりとなる概念の形成に関すること。
5.体の動き
  1. 姿勢と運動・動作の基本技能に関すること。
  2. 姿勢保持と運動・動作の補助的代行手段の活用に関すること。
  3. 日常生活に必要な基本動作に関すること。
  4. 身体の移動能力に関すること。
  5. 作業に必要な動作と円滑な遂行に関すること。
6.コミュニケーション
  1. コミュニケーションの基礎的能力に関すること。
  2. 言語の受容と表出に関すること。
  3. 言語の形成と活用に関すること。
  4. コミュニケーションの手段の選択と活用に関すること。
  5. 状況に応じたコミュニケーションに関すること。

本校の自立活動

本校では、学習指導要領に明記されている目標を基本としながら、自立活動でつけた力を日常生活の中で生かせることをねらいとし、学校の教育活動全体を通して日々取り組んでいます。自立活動の指導に当たっては、個々の児童生徒の実態を的確に把握し、指導目標や具体的な指導内容を定めた個別の指導計画を作成します。個別の指導計画に基づく自立活動の指導は、個別指導の形態で行われることが多くなりますが、指導の目標を達成する上で効果的である場合には、児童生徒の集団を構成して指導することも考えられます。しかし、自立活動の指導計画は個別に作成されることが基本であり、最初から集団で指導することを前提とするものではない点に十分留意することが重要です。

また本校では、①健康の保持・身体の動き、②心理的な安定・環境の把握、③人間関係の形成・コミュニケーションの3つのセクションに分かれて抽出指導を行っています。指導の対象である児童生徒を普段の学習集団より個別に抽出し、抽出担当者が一対一の個別指導を中心に、障害による学習上又は生活上の困難の改善・克服や進行防止、発達援助のための指導を行います。自立活動6区分27項目のいずれかに課題を持ち、抽出して個別に行うという授業形態や自立活動室という環境を利用して授業を進めることが必要かつ有効であると考えられる児童生徒を対象に取り組んでいます。(→詳しくは自立活動部の仕事へ)

下記に本校の個別の指導計画自立活動の指導案及び個々の児童生徒の実態把握を行うツールとして使用できる実態把握チェックシートを紹介します。

自立活動の個別の指導計画の様式

自立活動の学習指導案の様式

個人用

グループ用

実態把握チェックシート

本校の自立活動研究経過

本校は平成22年度に和歌山県特別支援学校教育専門性向上事業「特別支援学校研究指定」を受け、自立活動の研究を行って以来、自立活動の研究に力を入れています。

本校の自立活動の取組

自立活動部の主な活動内容

各学部の自立活動の取り組み

自立活動に関する教材・教具

自立活動の授業で使用している教材の一部を紹介します。市販されている教材と自作の教材があります。

指導事例(Q&A)

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